地震のことはすぐに忘れてしまうんですね
どうも、ナルダルです。
最近といっても以前からずっとなんでしょうけど、住居の都心回帰が進んでいるらしい。
東京では「港区を中心にマンション価格が高騰している」というのが、何回もニュースになっていました。
さて、ここで少し思ったこと。
実は自分は以前東京に住んでいました。会社の転勤で行ったのですが、その時はかの東日本大震災の翌月でした。
一応水だの電池だのが不足しているという状況は解消しつつあるタイミングではありましたが、ネオンが消え、電車の駅の照明も消しているなど強い節電意識があった時です。
その時の不動産の雰囲気は、海岸線や高層マンションは忌避され、武蔵野台地など内陸の方の物件が大人気!という状況でした。
要は東日本大震災や津波を見て、「海岸線は危ない」「エレベーターに頼る高層マンションは危ない」という認識が広がって、郊外の一戸建てや低層マンションの人気が上がったということです。
しかし、最近こんな記事が出ていました。
この記事では震災などの影響で帰宅難民になった記憶からより職住近接を意識した住居選択が行われており、都心回帰が進んでいるとある。
気になったのは記事の中に「電車で遠くから通勤するよりエレベーターで移動する方が楽」というもの。
震災の記憶が影響しているといいつつ、震災の記憶が薄れているからこその選択と思えなくもない話です。
人間は忘却できる生き物であることがいいところらしいですが、数年でやっぱり港区などが人気になるのは変な感じです。
とはいえ、自分がよく覚えているのは、たまたま際のタイミングで転勤したからなのかもしれません。