コイン投資のメリット・デメリットについて考える

どうも、ナルダルです。

 

最近、アンティークコインの投資現代アートへの投資なども活況らしいと聞きました。

 

一時はマンションやアパート、太陽光発電など不動産系が多かった印象ですが、どんどん興味の範囲は広がっているらしい。

 

実際自分は現在不動産を中心に取り組んでいるわけですが、ぶっちゃけなんか趣味性と投資性を兼ねたような投資がないものかと考えていました。

 

そこで、コイン投資について考えてみたことをまとめてみました。

 

合っているかは知りませんが、あくまで「ナルダルが考えたコイン収集のメリット・デメリット」です。

 

1.コイン投資のメリット

 

  まずメリットについては、以下のいくつかが挙げられると思います。

 

 

  ①希少コインは将来的に値上がりする可能性がある。

  ②金貨や銀貨はコインとしてだけでなく、金属としても相応の価値を保持する。

  ③アンティークコインは将来的に希少になることはあっても増えることはない。

  ④現物を保有するという満足感が得られる。

  ⑤何かあっても比較的小さく、軽量なので持ち運びが容易。

 

 

  ①希少コインは将来的に値上がりする可能性がある。

   投資としての側面を考えれば、やはり値上がりのメリットは大きいでしょう。

   特にアンティークコインと言われるものは、「数が増えることはない」という

   特性から値上がりの可能性は高いと言えます。

   とはいえ、あくまで「投資妙味がある内は」ですが。

  

  ②金貨や銀貨はコインとしてだけでなく、金属としても相応の価値を保持する。

   保険的な話ですが、コイン・美術品的な価値は無くなっても、金貨・銀貨は金属

   自体の価値は残るわけですね。

   しかし、これはメリットというかゼロ価値にはならないという保険です。

 

  ③アンティークコインは将来的に希少になることはあっても増えることはない。

   ①でも述べた通りですが、アンティークコインは数が減ることはあっても増える

   ことはありえません。

   古代ローマ帝国のコインが今から増えるなんてありえませんから。 

   これは希少なものほど価値があるなら、最大の強みといってもよいかも

   しれません。

 

  ④現物を保有するという満足感が得られる。

   意外と見落としがちですが、保有する満足感というのは精神的にも結構よいもの

   です。

   株式や債券、投資信託など紙の資産は、特に最近は紙すらなくデータでしか

   ありませんから、保有する満足感は得にくい。

   一方で不動産やコインなど現物が存在するものは、「これ」を持っているという

   所有欲を満たさせてくれるので、結構精神的に充足できるんじゃないかと

   思います。

 

  ⑤何かあっても比較的小さく、軽量なので持ち運びが容易。

   ユダヤの人々はどこで迫害を受けるか分からないので、装飾品やコインなど持ち

   運びが容易なもので、資産保全を図っていたことは有名です。

   日本だって将来どうなるか分かりませんから、持ち運び容易な資産を保持する

   ことは意味は十分あるはずです。

 

2.コイン投資のデメリット

 

  次にコイン投資のデメリット

 

  

  ①基本キャピタルゲインのみ。インカムゲインがない。

  ②株式や不動産のような市場が明確には存在しない。

  ③贋作などのリスク

  ④市場性以外のものによる価値の上下が大きい。

 

 

  ①基本キャピタルゲインのみ。インカムゲインがない。

   このデメリットは結構大きい。

   株式や債券、不動産はいずれも大小は別にして、インカムゲインが存在します。

   しかし、コインにインカムゲインは期待できません。

   あくまで将来的な値上がり期待のみです。

   投資として考えるなら、株式や不動産に比べて大きく不利な条件でしょう。

 

  ②株式や不動産のような市場が明確には存在しない。

   厳密にはコインのオークションは世界中で行われてるので、市場は存在すると

   いえるのでしょうが、株式や不動産に比べて、コインは必要性に根差していない

   商材です。いざ、経済が破綻したときにも市場が維持できるのか保証はないと

   思います。

 

  ③贋作などのリスク

   これもかなり大きなリスクですね。

   おそらく金額の小さいものはそれほど贋作はないのでしょうが、高価なものは

   かなり疑う必要があると、本などにも書いてあります。

   しかし、これを的確に見抜くには相当な眼力を求められるでしょうし、保証付き

   のものは割高になりやすい。

   なかなかアマチュアが参入するには厳しい問題です。

 

  ④市場性以外のものによる価値の上下が大きい。

   ②と一部話が被りますが、市場価値を構成するものが、株式なら「期待収益」や

   「1株当りの純資産」などに基づき、不動産なら「実需」が一定の基準として

   機能しますので、通常はそれらを大きく下回る価格にはなりにくい。

   しかし、アンティークコインは「現実に使えるものではなく」「美術性や歴史性

   などにより価値が付加されている」ものであることから、それらの要素が後から

   過ちであることが発覚するなどした場合、価値が暴落する可能性があります。

   これらはなかなか素人では事前にわかりにくいことではないでしょうか。

 

3.コインは投資に値するか

   

  どういったものに投資をするのかを判断する時には、各投資をどう補完するのか

  という視点は大事なんだろうと思っています。

 

  自分の場合は、主たる投資対象が不動産になっているので、不動産の弱点をカバー

  できる投資をするのが有効だということになります。

 

  不動産投資の弱点というと・・・

 

  ・持ち運びできない。

  ・売買がそれほど容易ではない。

  ・インカムゲインが中心

  

  1つ目以外は、私の投資方法の問題ではあるのですが、とにかくこれらが弱点では

  あります。

  コインはこの3つの弱点に対し、その逆が強みになっています。

  

  一方で不動産とコインで被る部分は、

 

  ・現物資産であること。

  ・ある程度価値の裏付けがあること。

 

  くらいですかね。

  

  結構、不動産とコインの投資としての相性は悪くなさそうです。

 

4.実際コイン投資をするかどうか

 

  ここまで書いてきて思ったのが、自分はそういえば結構収集好きだったなぁと

  いうこと。

 

  ですので、コイン収集もやりだしたら結構楽しそうです。

 

  しかし、純粋に投資として取り組むことには若干躊躇する部分もあります。

 

  それはインカムゲインが基本見込めないこと。

  

  基本ニート的に生きていこうと思うと、インカムゲインで生活が成り立たないと

  いけないわけで・・・キャピタルだけだと心臓に悪すぎますからね。

 

  でも、やってみたら面白そうだ。

 

  というわけで、自分の場合、投資を主にするというよりは、コレクションをして

  いきたいなぁと思っています。

 

  元々色々集めたり、揃えたりすることは好きですが、なかなか場所も取るし、お金

  もかかるしで、今は特に何もしていませんが、コインなら問題なさそう。

 

 

  しかし、正直現時点でコインについての知識もなければ、当然眼力もありません。

 

  いきなりアンティークコイン、それも金貨や銀貨など値の張るものを買うのは、

  蛮勇というものでしょう。

 

  そんなわけなので、今のところは比較的安い効果を中心に集め始めてみたいと思っています。

 

 また、このブログでも紹介出来たらと思います。