ローカル女子の遠吠え 1巻 ~マンガレビュー~

正直あまり関心なく、手に取ったけど、意外なほど面白かったので紹介。

 

シンプルに言うと、静岡を舞台にした日常マンガ。

 

この作品の面白さをどれだけ伝えられるかな。

 

①ふんだんな静岡ローカルネタ

 

作者自身が静岡出身であることを活かして、静岡のローカルネタをふんだんに盛り込んでます。

 

実際、地域特有の習慣ネタがちょくちょく入ってきて、「マジで!そんなんあんの?」と思うこと多数。ああ、ケンミンショーみたいな効果やね。

 

例えば、お茶係

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そして、茶摘み休暇

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茶摘み休暇って言い方がもう(笑)

 

でも、地方っぽい感じがいいですよね。

こういうのは、やっぱりお茶所、静岡特有の習慣だな~と。

 

群馬もそうだけど、正直派手な県に比べて地味な県ってのはどうしてもあると思うけど、こういうっ地元紹介的なマンガは結構有効な地域振興なんじゃないかとすごく思います。

 

②地方の濃厚な人間関係や古き価値観をライトに

 

このマンガは、主人公は東京からUターン就職したOL:有野りん子、そして職場の同僚で東京出身でありながら失言で左遷された雲春を中心に、職場の同僚や家族、友人とのやり取りで構成されています。

 

主人公りん子やその友人たち、そして雲春も大体20代後半の年齢。

ありがちな地方の結婚の早さや結婚に対する意識などが色々語られて、「ああ、やっぱり地方はこうよね」と感じさせられる。

ちなみに奈良も大枠は変わらん感じがする。

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この作品、4コマなんですが、非常にテンポがよく面白いし、静岡ではないけど田舎出身の人間からすると、内容は違うんだけど、田舎っぽい考え方とかは共通するようなところもあって、「ああ、わかるわぁ」と思いながら読んだ。

 

とはいえ、地方の濃い人間関係などを表現はあくまでライトにされているので、とても楽しく読めます。

 

何より、この作品、各キャラがホントにいい味出してます。

 

これまで作者の瀬戸口みづきさんはマークしてませんでしたが、この作品からフォロー開始です。

 

ちなみにこれ、現在3巻まで出てます。

 

また紹介します。